大学・大学院時代~非常勤講師を務める現在

大学・大学院について教えてください。

大学は、日本で最初の歯科医学校として創立された日本歯科大学に進学し、その後日本歯科大学の大学院に進学しました。大学院は大学時代よりも、数倍大変でしたね。
 大学院時代は、二年間はインプラントの研究、機械的強度、生体親和性、動物実験などを手がけました。
 その後、二年間はインプラントの研究を踏まえた遺伝子の研究を重ね(IPS細胞の存在は2001年当初から知っていました)、四年をかけてインプラントの成り立ち、細胞の成り立ちについて論文を書き上げました。
 博士の論文は、なぜかインプラントの研究よりも、遺伝子関連のがんの遺伝子研究の論文が世界的に評価され、Cancer Research という、世界的に権威のある英文論文雑誌に評価されました。

現在は日本歯科大学非常勤講師も務める

 大学院時代の実績で、日本歯科大学の分子生物学の講師を依頼され、十数年、学生の育成のために非常勤講師をしています。
  分子生物学はこれからの医療界に欠かせないものであり、大学に在籍することはいち早く情報を仕入れることにも役立っています。
 歯科の治療は、技術的な事が評価されがちですが、根本的な事は科学的な根拠のある治療です。その辺りも踏まえて、大学院時代は大変有意義な時間だったと思います。

2018年08月16日